家族同士で気持ちを伝え合うことは、とても大事だ。
特に、相手を褒めたり、感謝を伝えたりする言葉は、あればあるだけ伝えたい。
しかし、
思春期真っ只中の子どもを褒めるのは、なかなか手強いものである。
素直になれない!
褒められて喜んでいる姿を見られるのは恥ずかしい!
というお年頃だ。
きっと我が子ならば、そんな姿もかわいい。かわいいだろうが、こちらとて、響いている感じがしない相手を褒め続けたり、感謝し続けるのは、容易ではない。
そんなときは、【スカッシュ方式】で伝えてみるのはどうだろう。
そんなときは、【スカッシュ方式】で伝えてみるのはどうだろう。
【スカッシュ】は、ロンドンで生まれたスポーツだ。簡単に説明すると、2人で交互にテニスの壁打ちをする感じのものである。
そう、相手に【直接】ではなく、【壁に一度打ち付けて(他の人間を経由させて)】伝えるのだ。
人間は、直接褒められるより、「誰かから聞いた話(褒め言葉)」になると、嬉しさが増す生き物である。
「お父さんが『〇〇は、最近がんばりよるな。』って言いよったよ!」
「先生が『〇〇さん、授業中に発表する回数が増えていますよ。素敵です。』って褒めてくれよったよ!」
【日頃何を言っても響かない人でも、「誰かから聞いた話」は、素直に心に響く。】
不思議と、このスカッシュ方式で聞くと、褒めてくれていた相手への警戒心や嫌悪感も減り、関係も良くなることが多い。
思春期で会話が減ってきたと感じることがあれば、いい会話のきっかけになるかもしれない。
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