前回、「勉強しなさい!」の本当の意味の話をしました。
「頑張っても、報われない世界」があることや
「頑張ったら、正当に評価される世界」もあることを、大人は知っている。
だからこそ、大好きで、幸せになってほしい我が子には、「勉強しなさい!」というのだ。
根底にあるのは結局「愛」なのだ!という話でした。
でも、報われない世界や、正当に評価される世界の話って、まだ想像しにくいですよね。
今日は、身近なところで具体例を挙げて説明してみます。
【公立の教職員の「定額働かせ放題」の法案】
ご存知でしょうか。簡単に言うと、
・給料ちょっと増やすね
(月給の4%を上乗せ:月収40万ならば、16.000円)
・でも、どんだけ残業しても、残業代は支払わないよ
というものです。
さらに付け加えると「部活動手当」
・平日の部活動は何時間やっても0円
・休日なら3.5時間以上~何時間やっても 3300円 (3.5時間未満なら2200円)
※参考に福岡県最低賃金 1時間941円
わかりますよね、何を意味するか。それなのにあの責任の重さ・・・。
「もらえるなら!増えるなら!いいじゃないか!」
と思うかもしれませんが、教職員の平均残業時間は平均96時間。過労死ラインの80時間を平気で超えて働いているのに、そこに残業代は一切支払われないのです。
教育の重要性を考え、子どもや保護者の心に寄り添い、「子どものために!笑顔のために!」と自分の時間を費やして働いている先生方には頭が上がりませんね。本当にすごい仕事です。
【「大手」のすごさ】
一方、医療スタッフで見てみましょう。(看護師・放射線技師・理学療法士などなど)
「大手」の病院だと、定時を過ぎたら、そこから通常の給料の1.25倍の割増賃金が支払われます。
分単位で。
「大手」「大規模」 ←ここがポイントです。
大手だと、それだけ収益もあります。
福利厚生(働いている人が、快適に働き続けられるような仕組み)もしっかり整備されています。
全てがとは言いませんが、
決められた時間以外に、働いた分を賃金として評価されるからことが多いのが「大手」の企業なのです。
【そんな「大手」企業が求める人材は?】
やはり、能力的に優れた人ですよね。そりゃそうだ。一緒に働くなら、話がテンポよく通じて、知識もあって、さらに自分の能力を高めようと努力できる人がいいもの。そういう人に、賃金を払いたい。
あなたはどんな仕事に就きたいですか。
どんな大人になりたいですか。
私は、南ゼミナールのみんなには、努力、能力、頑張りが、
「正当に」評価されるような環境に、身を置いてほしいなぁと思います。
まあ、私のひとりごとですが。
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