前回、親は、我が子の小さな成長に気づき、しっかりほめてほしいということを話した。
実はその「ほめる」のが、最も大変なのだ。
なんせ、その人の「観察力」「人間力」「表現力」が試される。
少し前の子どもとの変化に気づき、「良いところ」を見つける。
わざとらしすぎてもだめ、仰々(きょうぎょう)しすぎてもしらける。
中学生という思春期真っただ中の人間の心に届く言葉選びが必要。
「この分野、苦手だったのに、前より解答できる部分が増えたね!」
「前回より1偏差上がってる!この時期に偏差値上げるのものすごく大変って聞いたよ!毎日頑張りよるけんやね。」
「文章を読み取るのが早くなったね。最近話しよると、話の内容がまとまっていて、わかりやすいよ!」
さぁ、読んでみて思っただろう。
「すごい」だけではだめなのだ。
「何が」「どう」すごいのか、その成長の理由は何なのかを、親から伝えてもらえた子たちは、俄然やる気が湧いてくる。「ほめる」はものすごく頭を使う。体力がいるのだ。
そして、これができるのは、保護者の方だけなのだ。
「いつでもそばで見守っているよ」
「頑張っているのを知っているよ」
を、どうか、「ほめる」ことで伝えてあげてほしい。
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